春になると、路地のあちこちに菜の花が咲いています。菜の花の鮮やかな黄色が一面に咲き誇る風景は言葉では言い表せられませんね。
今回の記事は菜の花をピックアップして、旬(季節)や栄養について調べてみました。
その中には、妊婦さんにとっても嬉しい情報もあったので、効能やおすすめの食べ方についても紹介します。ぜひご覧ください‼
菜の花の季節(旬)はいつ?主な産地も
市場に出回り始める時期は12月からですが、旬の季節は春となっています。
2014年の情報になりますが、主な産地は三重県でなんと全国の3割も占めていることが分かりました。
収穫量の上位10位内に、東北地方や北海道地方が入っていないところをみると平均気温が暖かい土地の方で盛んに収穫されているようです。
妊婦にもおすすめな菜の花の栄養と効能は?
お腹の中にいる赤ちゃんや自身の健康維持のためにも、妊娠期間中はバランスのとれた食生活を心がけたいものですよね?
ここでは、文部科学省の食品成分データベースに掲載されている茹でた状態の「和種なばな」を取り上げて、妊婦さんに注目してほしい栄養素を紹介します。
まず注目したいのは葉酸の含有量の豊富さです。
胎児の神経管の発育に必要不可欠な葉酸は、妊娠期間中積極的に摂っていきたい栄養素の一つです。
他にも、赤血球細胞の形成をサポートする働きもあるので、貧血の予防にも大変欠かすことのできないものなのです。
妊娠初期の妊婦さんは一時的ではありますが免疫力が低下してしまうことがあります。
そこで積極的に摂っていきたい栄養素の一つにβ―カロテンがあります。
この栄養素には免疫力アップの効果があり、もちろん菜の花にもたくさん含まれているのです。
脂との相性が良いβ―カロテンは、炒め物などにすると効率よく摂取することができますよ。
菜の花のおすすめレシピは?
スタンダードに辛し和えやお浸しなどにしていただくのもいいですし、旬が同じであるアサリと一緒にパスタにして春を感じられたら、とても贅沢な一皿になると思いませんか?
また、菜の花の鮮やかな緑にトマトやパプリカが加わると、華やかさが一層強くなるのでサラダにしてみてもいいかもしれません。
ところで、春の食卓に彩りを加えてくれる菜の花ですが、あの独特な苦味の好みは人によりけりですよね。
妊婦さんによっては、味覚の感じ方や好みが変わってしまうこともあるそうです。
COOKPADに掲載されている「だんな様は料理人」さんのページで、苦味をとる茹で方がレシピとして挙がっています。
菜の花を茹でる時に、和からしをお湯が白く濁る程度まで入れて茹でると、苦味が抑えられるそうなので試してみてはいかがでしょうか?
さいごに
アブラナ科の花や蕾がついた植物を総称して「ナノハナ」というそうです。
これには、菜の花の他にキャベツやカブ、野沢菜なども該当していて、特別な定義がなくざっくりとしています。
また、3月から4月の間に降る長雨のことを「菜種梅雨(なたねづゆ)」と表現するそうです。
このように春のイメージが強い菜の花ですが、温室栽培も行われているためお店では通年取り扱っているので、年中楽しめますよ。
いろいろな料理に使って、菜の花を楽しんでみてはどうでしょう。
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