とんぶりとは何?秋田県の食べ方や栄養やキャビア味の噂についても

「海のパイナップル」、「森のバター」、「陸のウナギ」…食材にはいろいろな別称がありますね。

では、「畑のキャビア」と呼ばれている食材をご存知でしょうか?

この記事では、「畑のキャビア」こと「とんぶり」を取り上げて、栄養面や気になる味の噂、生産している秋田県での食べ方について紹介していきます。

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そもそも「とんぶり」とは?

コキアという植物の種を指します。(下の画像)

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コキアは「ほうき草」とも呼ばれているので、こちらの方でピンときた方もいるのではないでしょうか?

マリモのようにふんわりとしているコキアは、夏のときは鮮やかな緑色をしていますが、秋に入ると映えるように紅葉して多くの人の目を楽しませてくれます。

日本でほうき草と呼ばれている理由は、枯れたコキアを利用してほうきにしていたとこからだそうです。

観て美しい、枯れても使える、食べて美味しい種。

私たちの知らない間に、コキアは余すところなく多方面に活躍しています。

『とんぶりが食卓に上がるまでには、乾燥させたり、茹でたり、丸一日かけて種をふやかしたり、種の皮を取り除いたりするなど長い道のりがあるのです。

国内では生産・出荷している産地は秋田県大館市に限られているようです。』※「農林水産省 登録番号第32号」より引用。

とんぶりは、加工方法が難しい点とコストがかかるという点もあって、全国的には生産がされていないようですね。

秋田県の食べ方は?

とんぶりを特産品としている秋田県ではとろろ芋や大根おろし、食用菊などと一緒に混ぜて食べます。

おススメする食べ方としては、とんぶりに鰹節と少量の醤油を混ぜたものをご飯にかけて食べる方法です。

非常にシンプルな食べ方ですが、オカカご飯にとんぶりのプチプチとした食感がプラスされて絶妙なハーモニーがお口の中で広がりますよ。

ドレッシングやマヨネーズなどとの相性もいいのでレパートリーが広がる食材ですが、時間が過ぎてしまうと水分が出てきてしまい、プチプチとした食感もなくなってしまうそうなので、味付けは食べる直前が良いそうです。 ※「美の国あきたネット」より引用。

どんな栄養が含まれているの?

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緑黄色野菜の基準について、「原則として可食部100g当たりカロテン含有量が600㎍以上の野菜」と厚生労働省が定めています。

そして、なんとあの小さなとんぶりも緑黄色野菜に該当しているのです ここでは、とんぶりに含まれている成分の中で多いものをピックアップしました。

βーカロテン:免疫の強化、心疾患、がんリスクを抑える。

カリウム:血圧の調整、脳卒中の予防、骨密度の増加。

ビタミンK:血液凝固(かさぶた)の作用、骨粗しょう症の予防。

葉酸:貧血、心筋梗塞の予防。 古代中国では漢方薬としても使用されていて、肝臓の炎症を抑える作用や、糖尿病にも効果があるとされているそうですよ。 ※「文部科学省 食品成分データベース」より引用。

キャビアの味がする噂は本当?

見た目はキャビアに似ていますが、植物由来の食材なので味は全く異なります。

実際の味は、特にこれといった癖がなく多少なり野菜が持つ苦味があります。

苦味といっても、お子様が嫌うようなものではないので身構えることなく食べることができますよ。

さいごに

もともとは秋田県の中で細々と食べられていたものですが、キャビアのような見た目と物珍しさから海外からも人気が出ているそうですよ。

秋田県内のスーパーではよく見かける食材だそうですが、ご自身の身近なお店でもあるか探してみてはどうでしょうか。

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