南国フルーツにあるようなねっとりとした甘さも良いですが、ジュワッと滴る果汁とシャクシャクとした歯ごたえが魅力のスイカの方が日本の夏って感じがしませんか?
しかし、せっかく一玉で買ったスイカをキンキンに冷やしていざ食べたときに、「思ったよりも、あまり甘くないなぁ」と残念に思ったことはありませんか?
それって、もしかしたら保存方法が間違っていたかもしれません‼
この記事では、冷蔵庫や常温に置いたときの保存方法や、丸ごとのときとカットした場合の賞味期限の差についてご紹介します。
スイカの丸ごとの賞味期限は?
フルーツの中には、「追熟」すると美味しくなるものがあります。
収穫した後にあえて一定期間置くことを追熟というそうなのですが、これを行うことで甘みが強くなったり果肉が柔らかくなったりするそうです。
これにはマンゴーやメロン、バナナやキウイフルーツなどが当てはまります。
確かに、「せっかくメロンを買ったのに、どうして直ぐに食べないのだろう?」と小さい頃は手に届かない場所に保管されているメロンを見ながら疑問に思っていました。
アレには美味しく食べるための理由があったのですね。
さて、本題であるスイカの丸ごとの賞味期限ですが、常温保存で『2週間程』だそうです。
スイカは食べ頃になる収穫の時期まで畑の上で成長・熟成させていきます。
メロンなどには必要な追熟がスイカにはいらないのです。
時間を置けば置くほど甘さが増すということがなく、逆に自身の養分を使って鮮度を保とうとするので、中身がスカスカになって風味が劣化してしまいます。
できることなら早いうちに美味しく食べきってしまいましょう。
余談ですが、追熟はフルーツだけでなくカボチャやサツマイモなどといった野菜にもありますよ。
※「スイカの育て方.com」より参照。
カット後で賞味期限はどうなるの?
カットしたスイカの断面は空気に触れることが多くなってしまい、傷みやすく鮮度が落ちてしまいます。
賞味期限が3日ほどと短いのでなるべく早く食べ切ることをおススメします。
スイカは冷蔵庫で保存するべき?それとも常温?
〈丸ごとの場合〉
常温保存する際は、風通しのいい冷暗所で保存します。
自分の重みで皮が傷んでしまうこともあるので、新聞紙などの柔らかいものを下に敷いてスイカを置きます。
じつは、常温で保存する方が向いているそうです。
冷やしすぎると甘みが弱くなってしまい、美味しさが低下してしまうのだとか。
食べる前の1時間前くらいに冷やしておくと、冷たさでスイカの甘みが引き立ちますよ。
冷蔵庫で冷やすとなると場所をとってしまうので、水を張ったタライやバケツなどに入れて冷やすという絵に描いたような冷やし方が理想的です。
〈カット後の場合〉
鮮度が落ちてしまうのが早くなってしまうため、冷蔵庫で保存しましょう。
水分が多いスイカにとって乾燥は大敵なので、きちんとラップをします。こうすることで、乾燥だけでなく鮮度の劣化を防ぐこともできますよ。
※「果物ナビ」より参照。
さいごに
まるで「夏生まれは冬に弱い」を表現した夏の風物詩…スイカ。
どっしりとした外見に似合わず、意外とデリケートであることがお分かりいただけましたでしょうか?
それぞれに合った保存方法で、美味しく食べて暑い季節を吹き飛ばしてしまいましょう‼
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