夏になるとホームセンターや花屋で見かけるようになる「ほおずき」。
鮮やかな朱に染まって紙風船のようにプクッと膨らんだ形はとても可愛らしいですね。
中に入っている実も可愛いですが、食べられるものなのか疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、ほおずきは食べられるかどうかの他に、効能や味、栄養や旬の時期について紹介していきます。
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ほおずきって食べるものなの?
ほおずきは、観賞用と食用のものがあります。
観賞用のものは食べることができないのかというと、そういうわけでもないそうです。
生薬を使った製品を取り扱っている「養命酒製造株式会社」によると、観賞用のほおずきは薬用として、食用のほおずきは果物として分けて使われてきたそうです。
観賞用はあくまでも薬なので、「服用する」と表現した方が正しいかもしれませんね。
活用方法だけでなく原産地も異なるそうで、観賞用は東アジアが原産、食用は中南米が原産だそうです。
だた、生薬として使われる観賞用のほおずきには毒性があるので、摂取するにしても「ほどほど」にしましょう。
ほおずきの効能は?
観賞用と食用のそれぞれの効能について紹介します。
〈観賞用ほおずき〉
ほおずきの全体を「酸しょう」、根の部分を「酸しょう根」と言います。
どちらも咳止め、解熱、喉の痛みの緩和、むくみの解消、利尿作用があります。
しかし、ほおずき自体に子宮のぜん動運動を盛んにして堕胎作用を引き起こしてしまうので、妊婦さんは服用することができないそうです。
〈食用ほおずき〉
デザートとして使われるほど美味しい食用のほおずきは、美白美容・肌の健康改善効果がある食べ物として注目されているそうです。
ほおずきの味と栄養は?
気になる味ですが、食用のほおずきは甘酸っぱいそうです。
さらに、中南米原産のフルーツのごとく濃厚な味わいだそうで…一度は食べてみたものですね。
栄養面ですと、免疫力の向上や生活習慣病・ガン予防の効果を発揮するビタミンA、鉄分との相性が良く、コラーゲン生成に欠かせないビタミンC、その他にもカロテンや鉄分などが含まれていることが分かりました。
ほおずきの産地や旬の時期は?
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日本では秋田県が最も早く栽培に取り組み、「恋どろぼう」というブランド名で特産にしています。
著名人が美容効果として食べていることもあり、注目が高まっているほおずきは国内各地で栽培されています。
また、美味しい旬の時期は夏の風物詩らしく8月中旬頃から始まります。
10月頃までが旬とされていますが、ハウス栽培もおこなっているので市場では年中出ていることもあり、いつでもその美味しさを堪能できるということになります。
どうせ食べるなら、太陽に燦燦と照らされて育ったほおずきの実を食べてみたいものですね。
さいごに
「ほおずき市」なんてものがお盆の時期になると日本各地で開催されていますが、その中でも有名なのが「浅草寺のほおずき市」です。
その歴史は長く、なんと江戸時代から続いているそうです。
はるか遠い過去の時代に思いをはせながら、ほおずきを口に転がしてみるのもいいかもしれません。
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