クレソンの栄養成分と効能は?食べ方や見分け方や旬についても

クレソンという野菜の名前を聞いてどんなイメージを持ちますか?

お店で出されるハンバーグやステーキなどの肉料理に添えられて、最後まで残されているイメージでしょうか?

普段の食卓に上げるには、触れる機会が少なくて食べ方が分からない…

と、ハードルがやや高く感じそうですが、実はトマトやキャベツなど同じくらい使い勝手の良い野菜なのです。

ここでは、クレソンの栄養と効能について、食べ方や美味しいクレソンの見分け方、旬などを取り上げて紹介したいと思います。

クレソンの栄養成分は?

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〈βカロテン〉

βカロテンによる抗酸化作用で、身体のアンチエイジング効果が期待できます。

また、肌の健康や美容効果だけでなく、肺の健康を保つ効果もあるので、タバコを吸っている人や、肺を患いやすい人は積極的に摂取したい栄養素の一つです。

さらに、体内で必要な分だけビタミンAへと変化するので、βカロテンの効果だけでなくビタミンAが持つ夜盲症の予防や改善、白内障の予防など瞳への健康効果も期待できます。

〈カリウム〉

高血圧の予防や、むくみの解消の効果が期待できるといえば、この成分が挙げられます。

さらに、利尿作用や神経細胞の刺激伝達、筋肉の弛緩を調整するなどの効果も期待できるので、幅広い働きをしてくれる成分ということが分かりますね。

クレソンの効能は?

クレソンの辛みは、ワサビや大根にも含まれている「シニグリン」という辛み成分です。

辛みからの刺激によって食欲増進を得られるだけでなく、血行促進作用、抗菌作用、胃もたれの解消などの効能があります。

また、肉の脂質を消化促進する効果もあるので、ただ彩りのために添えられているわけではないということが分かりますね。

クレソンの食べ方は?

付け合わせのイメージが強い野菜ですが、パスタやチャーハンなどのメイン料理の具材としても活躍してくれます。

和食との相性も良いので、サラダやスープだけでなく、和え物やお味噌汁の具としても使ってみてはいかがでしょうか?

クレソンのピリッとした辛みと爽やかな香りで、料理をより美味しく引き立ててくれますよ。

クレソンの見分け方と旬は?

〈見分け方〉

葉の色が濃い緑色のもの、軸が太くてまっすぐなものが美味しいクレソンです。

生命力が強いので、時間が経って軸が曲がったとしても、水に浸すとシャキッとした状態になります。

〈旬〉

天然物のクレソンは、3月から5月にかけて旬とされています。

春先のクレソンは色鮮やかで柔らかく美味しいですが、初夏に入ると茎の部分が硬くなってしまいます。

なお、スーパーなどのお店に出回っているものの多くは栽培されているものなので、年中美味しく食べることができます。

さいごに

メイン皿の脇役で、パセリと同じくらいに残されていそうなクレソンのイメージが少しは変わったのではないでしょうか?

これからは、ぜひとも残さず美味しく頂いて欲しいと思います。

余談ですが、日本では要注意外来生物と指定されているくらいに繁殖能力が高く、河川敷で見かけることもできるそうなので、その観点ではある意味身近な存在なのかもしれません。

この記事を通して、クレソンに手を伸ばすきっかけになればいいなと思います。


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