見た目が独特なロマネスコ、酸っぱい味が甘い味に変化するミラクルフルーツ、野菜なのか果物なのか謎のきゅうりメロンなど世の中には変わった食物がたくさんあります。
今回の紹介する野菜、「アイスプラント」もその一つに挙げられるのではないでしょうか?
この記事では、アイスプラントの味と旬、食べ方や洗い方の注意点などアイスプラントの魅力を交えてまとめましたので、どうぞご覧ください。
気になるアイスプラントの味と旬の時期
やや肉厚の緑色をしているため青臭いイメージが浮かびそうですが、全く青臭くなくシャキシャキ、プチプチとした食感が楽しめます‼
また、軽い塩味を感じるという点でも何とも不思議な野菜ですが、その塩気はどこからくると思いますか?
なんと、アイスプラント全体には2ミリ程の小さな水晶玉のようなものがびっしりとあって、その一つ一つにミネラルが含まれていて、それらからほのかな塩味を感じるそうです。
日本ではアイスプラントの多くがハウス栽培によって収穫されているので、旬の時期は特にないので通年美味しく食べることができます。
同じ野菜なのですが、各地で「プッチーナ」、「シオーナ」、「ソルトリーフ」などいろいろな名前を付けられています。
アイスプラントの特徴をそれぞれ上手く捉えた名称ですね。
アイスプラントの食べ方
クセがなく、さまざまな料理に相性が合うアイスプラントですが、あの特徴的な食感と風味を活かすには、サラダやサッと火を通した程度のおひたしが良いのではないでしょうか?
しかし、調べたところ加熱することでトロミも出てくるそうなので、天ぷらもおススメの食べ方だそうです。
それも、すぐに火が通るので表面に軽く色づいたら出来上がるという何とも簡単な調理法‼
食材に塩味があるので、天つゆや塩を付けずそのまま食べられるそうです。
外はサックリしていて中はトロトロの絶品で、ご飯との相性はもちろん、ビールなどお酒との相性も抜群とのこと…一度食べてみたいものですね‼
アイスプラントの洗い方、保存方法
アイスプラントは、病気や害虫に強いから無農薬栽培していることが多い‼
だから安全‼洗う必要なし‼
という意見も多く見かけましたが、多くの食材は洗うというのが普通であって、頭にインプットされているものです。
それに、口に入れるものは何となく洗いたいという気持ちがありますよね?
洗うときは、アイスプラントを切らずにそのままサッと洗う程度で十分だそうです。
切ってしまうと切り口から栄養が逃げてしまいます。なので、ゴシゴシ洗いも厳禁です‼
保存するときは、水分が逃げやすいのでポリ袋や密封袋などに入れて野菜室に保存します。
楽しい食感は5日程持ちますが、やはり新鮮に近い状態が一番美味しく食べられるので早めに食べることをおススメします‼
さいごに
干拓地の塩害対策の一つに、土中の塩分を吸収するアイスプラントの性質を上手く活用した方法が考えられています。
もし、あの変わった見た目と不思議な食感の野菜が、食卓の上だけでなく土壌の改良といった環境の面でも大きく貢献出来る日が来るとしたら、私たちの未来にとってかけがえのない存在になるかもしれませんね。
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