皆さんは新しい年を清々しく迎えるにあたって、おせち料理を食べていますか?
お正月に食べるものには、願いや意味がそれぞれ込められています。
「くわい」もその一つですが、おせちの具材として使う地域は関西だけという話がありますが、本当のところはどうなのでしょう?
また、くわいには一体どんな由来があるのか?さらに、芽の部分は食べられるかどうかについてこの記事で紹介していきます。
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くわいをおせちに使う地域は関西だけ?関東は?
くわいをおせちに使う地域は関西だけなんて、どこからそんな話は流れてきたのでしょうか?
なんと、どの地域でもおせち料理に使われるそうです。
ただ、その土地の気候や風土、そこに住む人たちの嗜好の傾向によっておせち料理の内容は地域によって大きな違いが生まれますよね。
ざっくり分けると、東日本は濃い味付けのものに人気があって、西日本の方では出汁のきいたあっさりとした味のものに人気があるそうです。
主に三つの種類に分けられるくわいですが、おせち料理に使われるものは「青くわい」という種類です。
少し粘り気があり、ほろ苦くお芋のようにホクホクとした味わいを楽しむことができます。
他にも、主に中国で食べられているシャキシャキとした食感の「白くわい」や、大阪府吹田市で栽培されている「吹田くわい」があります。
味や食感がそれぞれに違いがあるので、美味しさを比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
おせちに入っている「くわい」の芽は食べられる?
その姿かたちから縁起物とされているくわいは、芽の部分ももちろん食べることができます。
ゲン担ぎをして新しい年を迎えましょう。
おせちに入っている「くわい」の意味や由来は?
お正月に食べるおせち料理には、家族の安全と健康や子孫繫栄、五穀豊穣などといった願いが込められています。
さてさて、くわいにはどんな願いを込められているのでしょうか?
諸説ありますが、ニョキっと上を向いて生えている芽が特徴的なくわいの様子が、「出世」を思い描かれるということで、縁起が良いとされています。
また、芽が出ていることから、「めでたい」という意味があるともいわれています。
まるで言葉遊びのようですね。
おせちのくわいの日持ちはどのくらい?
お正月に出されるくわいは、含め煮として出されています。
煮物系は一晩経つと、味わいが深くなり大変美味しく頂くことができますよね。
その美味しさをいつまで堪能できるか調べたところ、冷蔵庫に保存して三日くらいだそうです。
しかし、くわいのほっくりとした魅力的な食感で、三日持たずにあっという間に平らげてしまうかも知れませんね。
さいごに
くわいは、願掛けのためにお正月の時だけ活躍する食べ物ではありません。
含め煮だけでなく、炒め物にしたりそのまま素揚げにしたり焼いたりするだけでもとても美味しく頂くことができます。
年明け寸前の頃は、需要が高いので価格も上がってしまいますが、年が明けると価格がガクンと下がってお手頃価格で手に入れることができるそうです。
旬の時期が十一月の中旬から一月の下旬頃とされているので、くわいの短い期間の旬を是非とも楽しんでみてはいかがでしょうか。
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