朝の忙しい時間の中で作られるお弁当を彩る野菜は、ニンジンやパプリカなど色合いが濃く華やかなものだけではありません。
グリーンピースもその一つ。(グリンピースではなくグリーンピース)お弁当だけでなく料理の彩りをより一層華やかにしてくれます。
この記事では、そんな便利なグリーンピースの冷凍のものと生のものとの栄養価の比較について、また美味しく食べられる旬の時期や産地の紹介と保存法についてまとめてみました。
グリーンピースの栄養価と効果効能は?
驚くことに、あの小さな豆にはビタミンB1の含有量が野菜類のトップ10に入るくらい豊富に含まれています。
ビタミンB1の働きは、糖質をエネルギーに変化させます。
つまり糖質が必要不可欠な神経や脳の正常な働きにも関係するということになります。
不足した場合、イライラや疲労、倦怠感などを引き起こしてしまうので欠かすことなく摂取していきたい栄養素の一つです。
この他に、不足すると頭痛や夜盲症を引き起こしてしまうモリブデンや、整腸作用で有名な食物繊維、そして各種ビタミンも含有していますが、緑黄色野菜と比べると雲泥の差となります。
冷凍保存の方法と冷凍ものの栄養について
チャック付きの密閉袋に入れ、空気を抜きます。
そして、冷凍庫にポイッとするだけで作業は終わりです。なんて簡単なのでしょう‼
袋に入れる際に、サヤから豆を取り出さなくてもいいそうです。
たくさんのグリーンピースを手に入れた場合に豆だけを袋に入れると、冷凍庫の場所を取らずに済みますよ。
調理に使うときは、解凍せずにそのまま使うことができるというので大変便利ですね。
サランラップや保存用の密封袋で有名な旭化成ホームプロダクツ株式会社のホームページによると、生のグリーンピースは、冷凍しても味が劣化しにくいそうです。
ということは、生の状態と冷凍された状態の栄養価は遜色の差はほとんどないといえます。
グリーンピースの旬の時期や産地は?
グリーンピースの旬は4月から6月です。
国内で最も生産しているところは和歌山県です。
その次に生産量の多いのは鹿児島県です。
この2つの県で、なんと国内の6割を占めてしまうので驚きですね。
暖かい地方から徐々に北上していき、梅雨の時期に入ると関東地方や東北地方産のものが増えていきます。
さやが茶色に変色していないもの、傷がついていないものを選びましょう。
豆の色が濃く、ふっくらとしているものが美味しいグリーンピースの証です。
さいごに
好き嫌いが分かれる野菜は、ピーマンやセロリ、トマトやナスなど苦味があったり匂いがきつかったり、えぐみや独特な食感などといった特徴がありますよね。
グリーンピースは、特別にクセがないにも関わらず好みが分かれる野菜の一つで、大人でも苦手とする人が意外といるそうです。
それでも使われる機会が割とあり、コロッケやポタージュに入っていたり、シュウマイの上で陣取っていたりして、料理に彩りを付けてくれます。
また暖かな季節に旬を迎える野菜に相応しく、豆の柔らかな色合いや爽やかな香りと風味をもつグリーンピースは食事を五感で楽しませてくれる存在なのです。
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