ふきのとうの天ぷらはあく抜きしないと苦い?揚げ時間やコツも紹介!

ふきのとうの小さく柔らかな緑色は、まるで暖かな春の訪れを告げるかのようですね。

自生しているものは、雪解けの時期に芽吹き始めます。

今回の記事はふきのとうに着目して、栄養や旬、ふきとの関係や美味しい天ぷらの揚げ方揚げ時間・コツ(あく抜き)について紹介していきます。

ふきのとうの美味しい天ぷらの揚げ方とあく抜きについて

天ぷらにすることで独特な苦みが抑えられるので、苦手な人も美味しく食べることができますよ。

~美味しい天ぷらの揚げ方~

1、水でよく洗い、汚れた葉があれば取り除きます。

2、葉の部分をメリメリとしっかり開きます。こうすることで火の通りが良くなりますし、見た目が美しく仕上がりますよ。

3、余分な水分をキッチンペーパーなどで取ります。

4、薄力粉をまぶし、優しくはたき落とします。

5、衣にくぐらせて170度の油でサッと揚げて出来上がりです。

天ぷらにする場合は、あく抜きの作業がいらないので簡単ですね。

揚げ時間は数秒!

あまり混ぜていない薄めの衣でサッと揚げることがコツです‼

ふきのとうのカロリー

「日本食品標準成分表2015年度版(7訂)」によると、生のふきのとう100グラムあたりのカロリーは43キロカロリーでした。

山菜仲間のタラの芽とワラビのカロリーと比べてみたところ、それぞれ27キロカロリー、21キロカロリーということだったので、この3つの中ではトップということが分かりました。

ふきのとうの栄養素

ふきのとうにはどんな栄養が含まれていると思いますか?

一応野菜なので、ビタミン類はあるかと想像できますが…

そこで、生の状態でのふきのとうの成分を「日本食品標準成分表2015年度版(7訂)」で調べてみました。

そして、意外なことにカリウムが多く含まれていることが分かりました‼

カリウムと言えば、むくみや血圧上昇を抑える効果で知られていますね。

この他にも、心臓や筋肉の活動にも大きく関係しているので欠かすことのできない栄養素としても挙げられています。

ビタミン類では、β-カロテンが多く含まれています。

β-カロテンはプロビタミンAに属していて、摂取すると体内でビタミンAに変化する栄養素です。

動脈硬化や生活習慣病の予防効果が期待されている抗酸化作用があります。

ここで紹介した成分量は、生のふきのとうを100グラム摂取したときのものです。

ふきのとう1つの重さは平均して約7グラムなので、これらの栄養摂取量を満たすにはたくさん食べなければなりませんね。

王道の天ぷらにしても良いですし、ばっけ味噌にして長期保存で年中楽しむのも良いですよ。

アレルギー

ふきのとうでアレルギーを引き起こすことは珍しいですが、全くないわけではありません。

調べてみたところ、蕁麻疹や腹痛、喉がイガイガするという症状があるそうです。

アレルギー反応は個人差があるので、軽度で済む人もいれば呼吸困難に陥ってしまう人もいます。また、時間差もあるという点で怖く感じてしまいますね。

ふきのとうを食べて、「何かおかしいな」と感じたら早めに受診をしてください。

ふきのとうの旬

早春の頃に、ふきのとうは旬を迎えます。

自生しているものは、各地方によって旬の時期が多少ずれてしまいますが、栽培されているものは12月の初めから2月の中旬頃までが旬だそうですよ。

蕾が硬くキュッとしまっていて、小ぶりなものが美味しいふきのとうと言われています。

山菜取りをする際やお店で購入するときには、ぜひともこの見分け方で選んでくださいね。

 ふきとふきのとうの関係

春先の道で、そこかしこにあったふきのとうの姿が見えなくなると、ふきの姿を見かけるようになります。

ふきは「葉」であり、ふきのとうはその「花」という関係になります。

私たちが食用にしているふきの部分は、茎のように見えますが実は葉っぱの一部だそうですよ。

では、茎の部分はどこにあるのかというと地中に伸びているのです

早春にふきのとうの旬を終えて、4月に入る頃にふきの旬が始まるので1つの季節に2度の旬を楽しめる魅力的な食材なのですね。

  さいごに

ふきのとうと言えば、大人の食べ物の印象でした。

なんたってあの苦味は、子供が受け付けられないものです。

大人になった今なら分かります…「美味しい」と。

あの爽やかな香りと苦みで春の到来を感じてみてはどうでしょうか。


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