なばなと菜の花とかきなの違いは何?栄養や味その他の特徴とは

突然ですが「ピーマンとパプリカの違いって何?」、「レタスとサニーレタスの違いって何?」と訊かれて答えることができますか?

普段はあまり気にならないことかも知れませんが、見た目や名前が似ている野菜ってありますよね。

「なばな」と「菜の花」だってその一つ。どんな違いがあるのでしょうか?

今回の記事は、「なばな」と「菜の花」に「かきな」も加えてその違いや栄養について、また味や特徴についてまとめました。

なばなと菜の花とかきなの違い

かきなは知らないけれど、なばなと菜の花は同じじゃないの?と思われる人もいるかと思いますが、違いがあることが分かりました。

それぞれの情報を集めたので、比較してみましょう‼

〈なばな〉

『菜の花の仲間。品種改良されて食用になった葉物野菜』です。※1

『なばなには和種と西洋種の2タイプに分けられ、和種は花茎とつぼみと葉を利用し、西洋はおもに花茎と葉を食べます。』※2

菜の花として括られて扱われることもありますが、見た目がとても似ているそうですよ。

※1:「JA越前丹生より引用」

※2:「野菜情報サイト野菜ナビより引用」

〈菜の花〉

アブラナ科の黄色いの花の総称です。

なばなの他にカブやキャベツ、ブロッコリーなども全部菜の花なのです。

〈かきな〉

西洋なばなの一つで、茎の部分を手で欠いて摘み採るようにして収穫することから「欠き菜」と名付けられたそうです。

三重県では西洋なばなを栽培して、「三重なばな」というブランド野菜を生産しています。

栄養や味その他の特徴

なばな・菜の花・かきなと名称はそれぞれで、かきなは食べる部分が菜の花やなばなと少し異なりますが、同じアブラナ科の野菜なので栄養成分や味は似たり寄ったりと思っていいと思います。

文部科学省が提供している食品成分データベースで調べると、多少の差異があったものの、やはり似たり寄ったりな成分でした。

ここでは、菜の花とまとめて栄養成分を紹介します。

菜の花の成分の中で最も特化している栄養素は、βカロテンです。

これには、喉や鼻といった粘膜や肌の働きを正常に保たせる作用があります。

これに加えて、免疫力をアップさせてくれるので、風邪ひき予防にも欠かすことのできない存在です。

また、βカロテンは体内でビタミンAに変身するので、発育の促進や暗闇に対する視覚の順応などといったビタミンAの作用も発揮するそうですよ。

余談ですが、体内でビタミンに変化する成分をプロビタミンというそうです。

次いで、βカロテンの1/10の含有量を誇るのはビタミンKです。

骨の健康に大きく関係する栄養素で、骨粗しょう症の治療薬としても使われるそうですよ。

老若男女問わず積極的に摂っていきたい栄養素の一つですね。

ほうれん草やモロヘイヤなどといった緑黄色野菜や、納豆一パックにもたくさんのビタミンKが含まれています。

さいごに

菜の花は露地やハウス栽培によって通年出回っているので、スーパーで見かけなくなるということはあまりないですが、旬の時期は1~3月の春先だそうです。

確かに、あのほのかな甘みと少々独特な苦みは春の訪れを教えてくれるような気がしますね。


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