季節に関わらず手に入れることができる「もやし」。
以前は安定したお手頃価格で購入することができましたが、ここ最近では生産コストの上昇と生産者の減少によって窮地に陥っているようです。
そんな状況でも、やはり私たちの食卓には欠かすことのできない存在の一つ。
炒めて良し、みそ汁に入れても良し、ナムルにしたら争奪戦間違いなしと言えるでしょう。
この記事では、もやしの栄養素について電子レンジなどの加熱調理で失われてしまうのかや、どのような方法で効率よく摂取できるかについてまとめます。
もやしの栄養価とカロリーは?
まずもやしには、たくさんの種類があるということをご存知でしたでしょうか?
ここでは、日本で主に生産されている緑豆もやし・大豆もやし・ブラックマッペもやしの3種類に絞って、その栄養について紹介します。
〈緑豆もやし〉
一般的になじみのあるもやし。
もやしの種類の中でも、ビタミンCが多く含まれている方です。
色味の強いものや、酸味のある野菜に含まれているイメージがありますが、意外ともやしにも含まれていることが分かりました。
〈大豆もやし〉
3種類の中で最も葉酸を多く含んでいます。
一袋200グラムのものを摂取した場合、成人男女の摂取推奨量の半分以上を摂ることができるそうですよ。
たくさんの葉酸を必要とする妊婦さんにとっても、大変助かる存在ですね。
また、アンチエイジング効果が期待できるといわれているイソフラボンや、肥満予防や免疫力を高めてくれるサポニンなどの大豆の成分も多く含まれているので、もやしの種類の中でも栄養が豊富と言えるでしょう。
〈ブラックマッペもやし〉
小豆に近い品種で、古くから日本で食されてきました。
「黒豆もやし」とも呼ぶそうです。主に関西方面で活躍しています。
大豆もやしにはやや劣りますが、こちらも葉酸やビタミンCが含まれています。
どの種類のもやしもカロリーが低いですが、ダイエットをしている人の味方と断言はできません。
ビタミンCが多いとはいえ、あくまでももやしの栄養の中でということを忘れてはいけません。
やはり他の野菜や果実などと比べたら、雲泥の差があります。
もやしの袋を何袋も開けるよりも、より高い栄養があるものを食べた方が効率的ですし、体にいいですよね?
電子レンジなどの加熱調理で栄養素はどうなる?
水に流れやすいビタミンCが主な栄養素なので、加熱処理をするなら栄養素を破壊しないと評価されている電子レンジが最適と言えます。
時短になりますし、鍋やフライパンなどの洗い物が減るという利点もありますよ。
もやしの効果的な食べ方は?
みそ汁やスープにして食べると、水へ流れ出たビタミンを摂ることができるので最も効果的な食べ方と言えます。
もちろん炒め物にしても大変おいしく頂けます。
火が通りやすい野菜なので調理の最後にサッと加えましょう。
熱に弱い栄養素が壊されるのを抑えることもできますよ。
もやしは洗う必要ある?洗わない方がいい?
もやしが入ってある袋には、出荷前に清浄な水で洗浄されているので洗わなくてもそのまま調理に使うことができると記載しています。
ただ、袋の中にもやしのこもった匂いが気になるという人もいるそうなので、そのような場合は洗うとそれを取り除くことができます。
基本的には洗う必要はないですが、匂いなどが気になる人は流水に軽くサッと洗いましょう。
さいごに
もやし単体では栄養を補うことができませんが、コストパフォーマンスが高い食材なので私たちの食生活に欠かせない存在ですね。
これまでも、そしてこれからも食卓に上げて美味しく頂きましょう。
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