シャキシャキとした食感と、ピリッとした辛みが良いアクセントを持つ、かいわれ大根の歴史は平安時代から始まります。
名前の由来は、葉っぱの形が二枚貝の開いた様子に似ていることから「かいわれ」大根と呼ばれるようになったそうです。
ヒョロヒョロした見た目のかいわれ大根は、なんと緑黄色野菜の一つなのです。
栄養価が高く、家庭でも育てられる野菜なので栄養学の中では評価の高い野菜なのではないでしょうか?
この記事では、かいわれ大根の栄養素とその効果について、家庭での育て方について紹介していきます。
かいわれ大根の栄養素と効果効能は?
かいわれ大根のピリッとした辛み成分であるイソチオシアネートは、抗酸化作用があり美容効果・悪性腫瘍の抑制効果が期待できます。
また、肝臓の解毒作用のサポートをしてくれるので酒飲みさんには欠かせない野菜ですね。
さらに、ビタミンCとビタミンKがビタミン類の中で抜き出ています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、老化防止やストレス解消、美容効果といった女性に嬉しい効果が期待できます。
ビタミンKには骨を丈夫にする、血液を固める(かさぶたの役割)などの効果が期待できます。
私たちが健康に生きていく上で欠かせない栄養素が豊富に含まれているのですね。
加熱調理で栄養素が減る?
かいわれ大根の栄養素の一つにあるビタミンCは熱に弱く、さらに水に溶けやすいビタミンですが、煮物や汁物に使うときちんと摂取できます。
もし汁物の具として使ったら、他の野菜の栄養も一度にたくさん摂れるのでおススメですよ。
かいわれ大根の育て方は?
育てる環境はコップでも大丈夫です。
容器の底に脱脂綿やスポンジを敷いて、水で湿らせます。
暗い場所において、発芽をして5センチ以上に成長したら日当たりの良い場所に移動させます。
日光を浴びさせることで栄養価がグンと高くなりますよ。
20度前後が適温とされているので、室内で育てるなら特別に温度調節をする必要はないかもしれませんね。
種を蒔いてから、3日過ぎると発芽をします。
それから10日前後になると茎の長さが10センチくらいまで成長します。
収穫の時期はこの頃ですので根元から切り取って収穫します。
〈注意点〉
・種が重ならないように蒔く。
・カビが生えやすいので毎日水を取り替える。
・脱脂綿などが乾かないように常に湿った状態を維持する。
・カビが生えてしまったら、衛生面を考慮して廃棄する。
かいわれ大根は季節を問わず作ることができ、土や肥料を入れたり温度管理を行ったりする必要がないため家庭内でも簡単に育てることができます。
水やりもスプレーでシュシュッと吹きかける程度で十分です。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
かいわれ大根には見た目以上に、たくさんの効果があることが分かりましたね。
メインというよりはサブの役が多い野菜ですが、食卓に添えると彩りが映え、また栄養バランスも整えられるので欠かすことのできない大変魅力的な野菜に見えてきたのではないでしょうか?
食べるためだけでなく、可愛い小鉢などで育てて収穫までのインテリアとしても活用できますね。
また、お子さんの夏休みなどの研究対象にもできるのではないでしょうか?
そう考えると、さらに魅力的な野菜に感じますね。
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