ヤーコンの栄養成分は加熱で減少する?生での食べ方や保存期間も

ヤーコンの栄養成分は加熱で減少するのでしょうか?食感が好きじゃない人も少なくないと思いますが生での食べ方や保存期間などを紹介します。

ダイエットや健康志向の高い人達の間では話題となっているヤーコンですが、一般的にはまだまだ普及していない食材かもしれません。

美味しくヘルシーな野菜で、話題になるほどの栄養効果とはどんなものでしょうか。

保存方法や効果的な調理方法といったポイントを抑えて、日々の食事に取り入れることで健康な身体の維持に役立つといいですね。

ヤーコンの栄養成分は?

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カロリーは芋類の中でも低く、ダイエット野菜と言われるのも納得ですが、驚くべきはカロリーではなく栄養成分です。

フラクトオリゴ糖が大変多く含まれており「オリゴ糖の塊のようなお芋」とまで表現される野菜です。

ポリフェノールを赤ワイン並みに含み、食物繊維も豊富に含んでいます。

ミネラル、 カリウム、 カルシウム、 マグネシウムなどのミネラルも豊富でカテキンまで含んでいると聞けば現代人には欠かせない栄養素を多く持っている野菜であることが分かります。

ヤーコンの栄養効果・効能は?

ヤーコンの効果

便秘の改善、ダイエット効果はもちろんのこと、糖尿病、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防といった効果も発揮します。

便秘の改善といったお腹の健康は美肌にも影響し、ポリフェノールも含まれていることから肌の老化防止といった美容効果まで期待できそうです。

ヤーコンの効能

世界一フラクトオリゴ糖が含まれるヤーコン、このフラクトオリゴ糖は善玉菌だけを選んで増加させる働きが素晴らしいところです。

腸内で善玉菌を増加させ、悪玉菌は減らす整腸作用はダイエットだけでなく、血糖値や血圧、コレステロールに中性脂肪といった値を低下させる働きもあります。

緑茶の4倍とも言われるポリフェノールは、抗酸化作用で動脈硬化や血管の老化防止となって心筋梗塞や脳梗塞の予防といった効能も期待できます。

豊富な食物繊維の80%が水溶性の食物繊維で、腸内に入るゲル状になって余分な糖質や脂肪を吸着して、体外に排出する働きをしてくれます。

不溶性の食物繊維を多くとると、普段から便秘気味の人は症状を悪化させてしまうこともあります。

水溶性食物繊維は便を柔らかくするので、硬い便で便秘に悩んでいる人には最適の食材です。

オリゴ糖と食物繊維でお腹の調子が良くなれば肌荒れも改善され、さらにポリフェノールがアンチエイジングを促して美肌へと導いてくれるといった相乗効果が期待できます。

ヤーコンの雑学

原産地は南米のアンデス高地でキク科の根菜として、2000年前のインカ帝国の時代から果物のような野菜として栽培されてきたそうです。

1980年代にニュージーランドから一度日本へ輸入されましたが、栄養成分などがいまいちわからず浸透しなかったと言われています。

得体のしれない野菜という印象ですが、見た目はさつまいもに似ておりベージュや紫色の皮で、果肉は基本的にはクリーム色ですが、白っぽいものやオレンジかかったものと品種によって違うようです。

キク科ということで、草丈は1.5m~2mになってヒマワリを小さくしたような黄色い花も咲かせます。

根だけでなく葉や茎も栄養豊富で、特にポリフェノールを豊富に含んでいることからお茶として販売され、注目を集めています。

ヤーコンの保存方法

まだまだ店頭で見かけることは少ないですが、手に入れたら美味しく保存しておきたいですね。

土が付いた状態であれば、1本ずつ新聞紙などで包んでからポリ袋に入れて冷暗所で保存します。

ヤーコンの旬は11月~2月と冬の時期ですが、最近の住宅事情から冷暗所がない場合は冷蔵庫のほうがいいようです。

保存期間は状態がよければ1ヶ月程日持ちしますが、家庭では1週間ほどで消費するのが無難なところではないでしょうか。

使いかけで切ったりしたものは日持ちしないので、ピッタリとラップで包んで冷蔵庫で保存して早めに消費します。

美味しいヤーコンの選び方

ヤーコンは200gくらいの大きさが平均的ですが、中には1kg程になるものもあるそうです。

大きすぎずふっくらとした太めのもので、表面に傷や変色のないものが甘味があると言われています。

切り口がしっかりしているものを選び、干からびてしぼんでいるようなものは避けます。

持ったときに表面が硬く、しっかりと重みのあるものは水分量も豊富で新鮮なものです。

収穫してから1~2週間ほどたったほうが甘味が増すそうですが、大事なフラクトオリゴ糖は減少していくそうなので、やはり新鮮なものを選んだほうがよさそうです。

ヤーコンの栄養効果の高い食べ方・調理方法は?

見た目から生で食べるには抵抗を覚えるかもせれませんが、味や歯ざわりは梨のようでシャキシャキとしておりサラダなどに入れて食べられるそうです。

加熱するとオリゴ糖が減少してしまうことから、サラダ、酢の物、和え物といった生で食べる調理方法が一番です。

サッと炒めたり、煮込み過ぎない程度に汁物に入れたりといった食べ方もオススメです。

ほんのり甘く梨のような食感から、ミルクや氷を足してフレッシュジュースとしても美味しく飲めるそうです。

始めて食べる時はまずはサラダとして食べてみて、その味や栄養効果を存分に体験してみたいところです。


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