「海のミルク」は牡蠣、「畑の肉」は大豆。では、「森のバター」は何でしょう?
言わずもがな、女性に人気の食べ物の一つ「アボカド」です‼
海外では、サラダやタコスなどに使われています。
和食との相性も大変良く、シンプルにワサビ醤油で頂いたり、巻き寿司やちらし寿司などの具材としても使われたりしていますね。
この記事では、さまざまな料理で活躍するアボカドの栄養と成分について、期待できる効能や加熱・冷凍処理で出る影響について紹介します。
アボカドの栄養価と成分は?
老化や生活習慣病の予防が期待されているビタミンEを筆頭に、ビタミンB6やCなどのビタミンが豊富に含まれています。
また、成分の中にはカリウムも多く占めているので、利尿作用とむくみの解消、高血圧の予防などの効果が期待できます。
脂質の種類の1つである不飽和脂肪酸は、中高年の人を悩ませるコレステロールを下げる効果が有名ですが、それだけでなくアレルギーの症状緩和の効果や、脳神経の発達を促す効果も期待できます。
アボカドの成分の約2割を占めている脂肪によって、アボカドの特徴的な濃厚でねっとりとしたクリーミーな味わいを醸し出しています。
それが、「森のバター」と呼ばれる理由の一つなのですね。
アボカドの効果効能は?
まず、便秘や腸内環境に悩まされている人にとって、救世主の食物繊維が豊富に含まれています。
また、葉酸も多く含まれているので、妊娠している人には嬉しい効果が期待できますね。
葉酸は欠乏した状態になると、免疫力低下や消化機能に影響を及ぼすことになります。
妊娠している人だけでなく、虚弱体質の人や貧血を起こしやすい人、胃腸が弱い人にとっても欠かすことのできない成分なので、積極的に摂っていきたいですね。
加熱や冷凍で栄養価が下がる?
加熱処理した場合、熱に弱いビタミンCやBなどの損失が出てきますが、他の食品で補えばいい話なので、特に心配することもありません。
加熱をすると、生で食べた時とはまた違った食感や味わいを楽しむことができるそうですよ。
また、冷凍した場合は栄養価が下がるという心配はいらないようです。むしろ、熟しやすいアボカドの保存方法として推奨されています。
ちなみに、冷凍保存するときはすぐに食べられそうなアボカドをカットした状態で保存することがおススメとされています。
種にも栄養がある?食べる方法は?
調べてみると、ゴミ箱行きの種も食べることができるそうです。
アボカドの実の成分と同じように、抗酸化作用と免疫力アップ、脂質を燃やす機能があるのでダイエット効果も期待できます。
アボカドの種は渋みがあるので、お茶にしたり、軽く炒って細かくしてサラダに加えたりする方法があります。
料理を取り扱うサイトには、種を使ったレシピが紹介されているので覗いてみてはいかがでしょうか?
さいごに
栄養満点のアボカドは、老若男女問わずぜひとも食べてもらいたい果実です。
生で食べることができるので、調理の際に火を使う必要がありません。その点からみても大変扱いやすい食物ということが分かりますね。
ただし、アボカドは約1杯のご飯に匹敵するほどのカロリーも持ち合わせているので、食べ過ぎには気を付けましょう。
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