秋の味覚と言えばたくさんありますが、サンマやカボチャ、柿…そして栗を思い浮かべるのではないでしょうか?
栗ご飯や茶わん蒸しの具材として、または菓子などにも使われる栗は多種多様の料理で大活躍しています。
甘くて美味しいだけが栗の魅力だと勘違いしていませんか?
この記事では、栗の栄養素や効能とカロリーについて、美肌効果のある渋皮には他に栄養があるのかを紹介していきます。
これまで知らなかった栗を知る機会になればいいなと思います。
栗の栄養素や効能は?
栗には、カリウムやビタミン、そして食物繊維の含有量が多いです。
カリウムの効能は血圧を下げる効果でよく知られていますが、他にも老廃物の排泄のサポート、正常な筋肉や心筋の動きを保たせる働きなどの効果があります。
ビタミン類では、ビタミンAと意外にもビタミンCが抜きん出ています。
ここでビタミンA、Cの効能を簡単に紹介します。
・ビタミンA:免疫力の向上、目の健康を維持する。
・ビタミンC:動脈硬化の予防、抗酸化作用。
食物繊維が豊富でよく聞くサツマイモですが、栗の食物繊維は同じ重さのサツマイモと比べて約3倍の食物繊維があります。
あの小さな実にサツマイモを超える食物繊維があるなんて驚きですね‼
栗のカロリーは?ダイエットにもいい?
栗のカロリーはどれくらいあるのでしょうか?ナッツ類に分類されているので、脂質が多いのではないかと思いますよね?
ここで、栗の可食部の量と同じ量のご飯とのカロリーを、文部科学省によって出されているサイト「食品成分データベース」を参考にして比べてみました。
茹でた栗の可食部は、1個につき約15グラムあります。
その可食部100グラムの時は、167キロカロリーあります。
それに対して同じ量のご飯のカロリーは、168キロカロリーあるそうです。
このカロリーの結果だけを見ると、栗には意外とカロリーがあるということが分かりますね。
栗は、ビタミンやミネラルのなどの栄養バランスが均等にとれているとは言い難い食品です。
ですから主食の代用にとしては栄養が不足しているので、どちらかと言えばダイエットには向かないかもしれません。
しかし、食物繊維が豊富に含まれているので腹持ちが良い点が栗にはあります。
小腹を満たしたい時や、おやつとしてならもってこいの食品と言えるでしょう。
栗の渋皮にはどんな栄養があるの?肌にもいい?
栗の渋皮には、紅茶に多く含まれていることで有名なタンニンが含まれています。
タンニンには、抗酸化作用や、ガンの予防、殺菌作用があります。
抗酸化作用はアンチエイジング効果だけでなく、脳出血や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果があるそうです。
また、毛穴や肌の引き締め、シミの原因であるメラニンの増殖を抑える作用もあるので、美白効果や美容効果も期待できるそうですよ。
食べ過ぎるとどうなるの?
上記にある栗のカロリーで説明した通り、意外とカロリーがあるので食べ過ぎは良くありません。
また、カロリーだけでなく食物繊維も多く含まれているので注意が必要です。
腸内環境の改善や便秘の解消などのプラスの面を見る機会が多いと思いますが、食物繊維の過剰摂取は逆に便秘になってしまうこともあります。
何事も適量と言いますが、甘くて美味しい栗も例外ではないのですね。
さいごに
栗の種類はたくさんあって、その数は40を超えるそうです。
味や大きさを比べながらそれぞれの美味しさを楽しむのも良いかもしれませんね。
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