ご飯ものだけでなく、団子やプリンなどのお菓子や調理の最後にちょっとした風味づけに使えるごま。
和のイメージがありますが、意外にもアフリカ大陸のサバンナ地帯が、諸説の中で最も有力な発祥の地と考えられている場所だそうです。
この記事では、知っているようで知らない「ごま」について栄養成分は黒と白で違うのか、(すり、ねり、いり)は栄養価に違いがあるのかなど様々な面から紹介していきたいと思います。
ごまの栄養成分と効果効能は?
ごまと聞いてまず思い浮かぶのは「セサミン」という方が多いのではないでしょうか?
セサミンには抗酸化作用による老化防止やコレステロールの抑制効果があります。
また、女性ホルモンのサポートをする働きも期待できるので、健康食品やサプリメントなどに配合されることが多いようです。
また、ごまにはカルシウムや鉄分も多く含まれていて、骨粗しょう症予防や貧血の改善にも効果があるそうです。
さらに、肝臓や腎臓などの酵素の働きを手助けしてくれる成分が多く含まれていることからアンチエイジング効果が期待でき、「ゴマは体にいい」というイメージを持つようになったのかもしれませんね。
黒ごまと白ごまの違いは?
種子の皮の色によって分けられているだけだそうです。
違いがあるとしたら「白ごま」の方が油脂を多く含まれています。
また、「黒ごま」の皮にはポリフェノールがあります。
しかし栄養面における違いに大差はないようです。
イメージの違いなら、ドレッシングや和え物に使われることの多いのが「白ごま」、クッキーなどの焼き菓子に使われることの多いのが「黒ごま」という感じでしょうか?
風味ある、ごま本来の香りとほのかな甘みを楽しむなら「白ごま」、香ばしい香りを楽しむなら「黒ごま」をおススメします。
すりごま・ねりごま・いりごまの栄養価等の違いについて
形態を変えても栄養価の違いは変わらないそうですが、用途別に使い分けてそれぞれの形の良さを楽しみ味わってみてはいかがでしょうか。
<すりゴマ>
いりゴマと比べて風味があるので、ほうれん草や小松菜などの和え物などに使うことが多いのではないでしょうか。
皮に包まれているゴマをそのまま食べるよりは、すった状態の方で食べると栄養吸収率がいいそうです。
トウモロコシを食べたときのイメージだと分かりやすいと思います。
<ねりゴマ>
マヨネーズや味噌などの調味料に混ぜて野菜のディップに使うのに適役です。
ちなみに、家庭でもフードプロセッサーがあれば、ねりゴマを作ることができます。
<いりゴマ>
その香ばしさとプチプチの食感を楽しめることができ、ふりかけに使ったり、料理の仕上げに使ったりすることで美味しさが格段に上がります。
多少なり湿気てしまった市販のいりゴマでも、フライパンなどで軽く炒りなおすと香ばしさが復活するそうですよ。
さいごに
ゴマと日本との関係は奈良時代から始まったと言われています。
当時は生薬として体にいいとうたわれていたそうで、健康に気を遣い何が体にいいものなのかあくせくする姿は、今も昔も変わらないものかも知れませんね。
栄養面だけでなく、様々なレシピの材料に挙げられるゴマは、まさに万能薬だと言えるでしょう。
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