白菜の黒い点は何?栄養価や効果効能と長持ちさせる保存方法も

白菜に栄養ないと聞きますが本当?白菜の黒い点は何?更に栄養価や長持ちさせる方法も紹介します。

最近は1年を通して出回っていますが、白菜の旬は11月下旬頃から2月頃までと冬を代表する食材で、お鍋には欠かせない食材です。

味に癖もなくカロリーも控えめで、栄養成分などは知られていない野菜ですが、実は様々な効果を持つ野菜です。

大きくかさばることから、購入するときは少しためらいがちにもなりますが、保存方法や調理方法に使いこなすポイントがあるようです。

白菜の栄養成分は?

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白菜の95%は水分となっているため、栄養価はそれほど高い食材ではありません。

しかし健康や美容に欠かせない栄養成分は、残りの5%にバランスよく含まれています。

ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、と健康と美容には欠かせない栄養成分です。

辛味成分であるイソチオシアネート、グルコブラシシンというがん細胞の増殖を抑える成分まで含まれています。

白菜の黒い点は何?

誰もが一度は目にしたことがあるはずの白菜の黒い点々!この黒い点はいったいなんなんでしょうか?

近くで観てみると虫でもなくカビでもないような・・・。正体はポリフェノールなんです。そして食べても問題ありません。どんどん食べましょう。

栽培中のストレスが原因のゴマ症と言われています。白菜に尋ねたわけではないので本当かどうか気になりますが、野菜もストレスに弱いようですね。低温と高温を繰り返す環境や密集された栽培が原因です。

ポリフェノールとして黒くなった理由は栄養が多いからという人もいるくらいです。更にポリフェノールはガンや美容にもいいので捨てずにしっかり食べましょう!

白菜の栄養効果・効能は?

白菜の効果

風邪の予防や症状の緩和などに加え、高血圧、二日酔い、貧血といった症状の予防や改善といった効果まであります。

白菜に含まれるグルコブラシシンという物質は、がん細胞の増殖を抑える効果まであるそうです。

健康効果だけでなく美容効果もたくさんあり、便秘の解消、美肌効果、むくみの改善、ダイエット効果まで期待できます。

白菜の効能

風邪は免疫力の低下から、ウィルスに感染することで起こります。

白菜に含まれる豊富なビタミンCは免疫力をアップさせるため、風邪をひいてしまっても治りやすく、軽い症状ですむという効能があります。

白菜には、肝臓がアルコールを分解するときに発生させる熱を下げてくれる作用と、アルコールによって胃腸にたまった水分を外に出す作用があるそうです。

95%が水分ということもあって喉の渇きも緩和させ、白菜は二日酔いに効能を発揮します。

白菜に含まれる鉄分は貧血、カリウムは塩分を外に出す働きがあるので高血圧の予防になります。

女性に多い乳がんに関わる抗がん剤の作用があり、胃腸を整えることで胃がんの予防にも効能を発揮すると期待されています。

豊富な食物繊維は便秘を解消し、ビタミンはお肌に作用と、ダイエット効果もあるというのも納得です。

血行不良や冷えを改善し、余分な水分を外に排出する作用でむくみを改善する作用と女性には嬉しい効能がもりだくさんです。

白菜の雑学

日本には明治時代以降に伝わった野菜で、広く普及したのは日露戦争以降と比較的歴史の浅い食材ですが、西洋のキャベツに対して東洋の白菜と言われるほど代表的な葉野菜です。

大根や豆腐とともに「養生三宝」のひとつで、精進料理に欠かせない食材です。

中国では滋養強壮と体力や免疫力を高める、最も食べるべき葉野菜といわれ、これは日本で普及するはずですね。

白菜を長持ちさせる保存方法

冬場の白菜は丸ごとがお買い得で、2~3週間は保存可能です。

白菜を長持ちさせる保存方法は、乾いた数枚の新聞紙に丸ごと包んで、冷暗所に5度~10度の場所に根を下にして立てておきます。

使うときは外側から一枚ずつはがして使い、小さくなってきたらラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。

最近の住宅事情としては、冬でも台所も含めて家中が暖かく、冷蔵庫に保存するしかない場合もあるでしょう。

半分に切って冷蔵庫で保存する場合も、やはり立て保存します。

水で濡らしたキッチンペーパーを、切り口にかたく絞って貼り付けてからラップすると長持ちします。

白菜は、一度の調理で使い切れない野菜ナンバーワンかもしれません。

固くゆでてからでも、生のままでも冷凍保存することができます。

どちらの場合も、水気と空気をしっかり抜いてから密封容器に入れて冷凍します。

使うときは凍ったまま調理しますが、炒め物に使う場合は、水が多く出やすいので解凍して水気を絞ってから使用したほうがいいそうです。

生で冷凍すると青臭さが残っている場合があるので、サッと茹でた方がいい場合もあります。

野菜は収穫後も細胞が活動しているので、時間とともに味が落ちていきます。

余ってから冷凍保存ではなく、買ってすぐ新鮮なうちに冷凍することも美味しく保存するコツのようです。

美味しい白菜の選び方

白い部分はみずみずしく黒い斑点などがないもの、葉は薄い緑色でほどよく縮れていて黄ばみがないものを選びます。

葉先までしっかり固く巻きこんでいるもので、切り口は白くてカサつきのないものが新鮮です。

持ってみてずっしりと重たく、両手で押したとき固いものは中が詰まっている証拠です。

カットしてるものは、断面の芯の高さは1/3以下で葉の隙間の少ないものを選びます。

カット面の切り口や根っこの切り口が、白くてみずみずしいというのも鮮度のポイントです。

カットしていても中心部は成長を続け、時間がたったものは断面が盛り上がってくるので平らなものが新鮮といわれています。

白菜の栄養効果の高い食べ方・調理方法は?

調理前に水で洗う人がほとんどでしょうが、軽く洗う程度で必要以上に洗わないことが大切です。

白菜に含まれるビタミンは水や熱に弱い性質をもつため、栄養効果の高い食べ方はお漬物やサラダなど「生」で食べることです。

熱を加えた調理方法も、水を使用しない「蒸す・炒める」ほうが水に溶け出す部分がないので効果的です。

白菜といえば鍋ですが、茹で汁の中に栄養が流れてしまうので、おじやの締めまでしっかりとりたいところです。


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